代表挨拶

ごあいさつ

はじめまして。司法書士の名波と申します。
平成8年に浜松の地で開業して以来、地元の方々から寄せられる相続・遺言等のご相談に対応させていただいております。
1000件以上の相談実績を踏まえ「もめない相続」の普及に日々取り組んでいます。

経歴・沿革

  • 1967年(昭和42年)9月17日生まれ
    浜松市立 芳川北小学校 卒業
    浜松市立 南陽中学校 卒業
    私立 天理高校 卒業
  • 1991年(平成3年)神奈川大学法学部法律学科 卒業
  • 1995年(平成7年)司法書士試験 合格
  • 1996年(平成8年)浜松市にて開業
  • 2003年(平成15年)簡裁訴訟代理権取得(認定番号108040号)

所属団体と役員歴

  • 全国青年司法書士協議会
  • 2002年度2003年度2004年度 副会長
    静岡県司法書士会
  • 2007年度~2014年度 常任理事
    静岡県司法書士会 浜松支部
  • 2015年度2016年度 副支部
    長静岡県司法書士会 浜松支部
  • 2017年度 支部長

講演実績

  • 平成11年 市民法律教室 「相続と遺言」
  • 平成19年 不動産コンサルティング会社主催 「遺言書の書き方」
  • 平成20年 不動産コンサルティング会社主催 「相続トラブルとその対処法」
  • 平成23年 金融機関主催 「相続のお話」
  • 平成24年 不動産コンサルティング会社主催 「モメない相続のための遺言活用法」
  • 平成27年 不動産コンサルティング会社主催 「家族信託の活用法」
  • 平成29年(公社)全日本不動産協会静岡県本部主催 相続入門講座「相続に対する正しい知識と対応とは?」

ADR講師実績

  • 全国青年司法書士協議会
  • 関東ブロック司法書士会協議会
  • 九州ブロック司法書士会協議会
  • 青森県司法書士会
  • 新潟県司法書士会
  • 宮城県司法書士会
  • 埼玉司法書士会
  • 長野県司法書士会
  • 山梨県司法書士会

こんな「背景」を持つ私が
無料相談に対応させていただきます

高い志を持った先輩方の背中を追いながら

私は、昭和42年に浜松市の隣の磐田市福田町(旧 磐田郡福田町)で生まれ、小学校に入学する少し前に浜松の地に引っ越してきました。
今は他界している父が、当時、浜松で土地家屋調査士事務所を開業していましたので、合同事務所としてそこに加わるため、平成8年に浜松の地へ戻ってきました。
私が開業したとき、浜松には全国でも先駆的な取り組みをされている司法書士の方々がいました(今でも活躍されています)。まだ、駆け出しだった私は、その方々から「司法書士は登記業務だけではなく、いろんな形で市民の役に立てる」ということを学ばせてもらいました。私も「やらまいか精神」あふれるこの浜松で、「頼れる司法書士」と呼ばれるよう、がんばりたいと思ったことを今でも覚えています。

資格試験との出会い

高校時代、私の成績は超低空飛行。系列大学の推薦入試にも落ち、一浪の末、神奈川大学法学部に滑り込みで入学。「自分の人生をより良くしたい」と漠然と思っていたところ、その当時放映されていたテレビドラマの中で弁護士役の田村正和の姿を見て、「弁護士は恰好良い!」。そこから私の資格試験へのチャレンジが始まりました。

まずは、弁護士になるため司法試験合格を目指しました。しかし、そんな動機では一生懸命勉強することもなく、「司法試験の勉強をしている」という恰好ばかり。結果、数年で挫折。

父からの言葉と司法書士試験との出会い

大学を卒業して1年ほどして「もっと現実的に将来を考えなければ」と思っていたとき、土地家屋調査士である父親から「司法書士になったらどうだ」という言葉がありました。そうした中、ある受検予備校の前を通ったとき、「資格で人生の選択肢を増やせ」とビデオの中で話しをしているクールな講師の姿がありました。「司法書士は恰好良い!」に変わった瞬間でした。その講師の下、背水の陣の3回目の受検で試験に合格。

志の芽生え

司法書士になってから、ある変化がありました。 登記業務を中心に事務所の規模拡大を夢みていた開業間もない頃、ある先輩司法書士のお誘いを受け、クレジット・サラ金110番(相談会)に参加をしました。
そこで目の当たりにしたのは、若い司法書士達が借金の問題で悩んでいる方々のために、懸命に相談を受けている姿でした。「こんな司法書士になりたい!」 そこから、青年会の活動等にも積極的に参加するようになり、全国青年司法書士協議会の副会長を務めさせていただくまでになりました。平成14年~16年ごろのことです。

話し合いによる紛争解決手段(ADR)との出会い

平成17年に父が他界し、事務所の経営に専念するということを理由に、私は、すっかり司法書士「会」の仕事とは距離を置いていました。そうした中、静岡県司法書士会で調停センターを設立する準備が始まりました。最初は、委員という形で招集され、後にその委員長として、最前線でその準備にあたることになったのです。

当初は、「法を適用せずに、話し合いだけで紛争なんか解決できるわけない」と私自身、半信半疑でした。でも、調停センターの準備のために、メディエーションという手法と出会い、その勉強や実践を通じて、紛争のメカニズムに関して「目から鱗」が落ちる瞬間が訪れたのです。法律家でありながら、法律を適用せずに話し合いだけで紛争を解決するという一見奇妙な世界に身を置きながら、紛争には「背景」があり、その「背景」の共有が納得のいく解決にとって、とても重要であることを実感し、今では身に染みています。もちろん、その話し合いの中で、内容が適法であるか否かを常に意識し、和解書の作成段階では、法律家として役割をしっかりと果たすことにはなっています。

一人ひとりの「納得できる人生」をサポートしたいと思った理由

調停センターの準備に携わることで、私の仕事のスタイルが変容していきました。
数年前から借金問題の相談が減り、相続問題の相談が増える中、あるこだわりももって、相続の無料相談を受けつづけました。その中で、ある自分の中の仮説が、確信に変わっていったのです。
法律問題の背景には、必ず「人間関係の問題」が絡んでいるということです。そして、人間関係には、一人ひとりの価値観、感情や気持ちが影響を与え合っているということです。
それは、氷山に例えることができます。氷山の海面の上に見えている部分が法律問題。その下にその何倍もの氷山の塊が沈んでいます。海に沈んで見えない部分が、人間関係を作り出している価値観、感情、気持ちや、それらを形成している経験、出来事などの背景の部分です。
法律問題だけをいくら解決しても、それは表面的な解決であって、また同じことが起きるか、人間関係が破たんするか・・、本当に納得できる解決にならないと私は思っています。
上記の経験の中で、気づいたことがあります。人間関係のことを突き詰めていくと、それぞれの「背景」、つまり、それぞれの人生が関わっているということです。
今では、目の前に出現する様々な課題は、我々一人ひとりに「納得のいく人生」について考えるきっかけを与えてくれていると感じています。

私の相談のスタイル

以上のような経験は、私の相談のスタイルに変化を与えています。人の「想い・思い・おもい」、そして、それを形成している「背景」に焦点をあてていくようになったのです。そこにこそ、「納得のできる人生」のヒントが隠されていると思うようになったからです。
相談にも、その特徴がでてくるようになりました。
相談をお受けしていると、そこにはいない相手方の台詞が再現できたりします。逆にいくつかの相手方の台詞をお聞きすると相談をお受けになっている方も含め、そこに登場する方々の一人ひとりの感情や気持ち、どこが紛争の原因になっているかを言語化することができるようになってきています。

法律家の原点に戻る

平成8年の開業以来、様々な経験、様々な方々との出会いによって、志といえるほどの想いを持っていなかった私が、志と呼べるような想いを持つようになりました。
法律家の原点である、憲法13条の精神です。
「すべての国民は、個人として尊重される」。すべての法律家はこの価値の実現のために存在します。
思えば、挫折した司法試験の勉強を通じて、唯一と言っていいほど、私の中に残っている大切な価値観です。
憲法自身は、「幸福の権利」は保障していません。なぜなら、幸福の内容は人それぞれ違うものだからです。幸福そのものを保証するというのではなく、人それぞれ違う、「自分なりの幸福」を追い求める、「自分なりの幸福」を追求するという部分の権利を保障しているのです。
一人ひとりの「自分にとっての幸福」の実現(人生の全体最適化)に寄与したい。

約20年かけてやっとたどり着いた法律家としての原点。
このことを、身をもって学ぶために、今までがあったと感じています。一方で、約20年かけて、私なりのその道の歩き方も見えてきています。
人の人生、人の想いや出来事の背景に寄り添いながら、一人ひとりの「自分なりの幸福」への道を支えていくこと。そんな私を支えてくれいる、事務所のパートナーと所員さんに感謝しながら、その道を歩いていきたいと思います。 最後まで、お読みいただき、誠にありがとうございます。まずは、現状の「おもい」の整理から、はじめてみませんか。
以上の背景をもった私がそのお手伝いをさせていただきます。

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