基礎知識

【司法書士が解説】不動産の贈与登記における必要書類と手順

不動産を贈与する場面は、親から子へ自宅を引き継いだり、相続対策として生前に財産を整理したりとさまざまなタイミングで訪れます。
しかしいざ手続きとなると「何を揃えるべきか」「どの順番で進めればよいか」と、不安を感じる方も多いかもしれません。
今回は、不動産の贈与登記に必要な書類やスムーズに進めるための手順を解説いたします。

 

不動産の贈与登記における必要書類

 

不動産の贈与登記における必要書類は、以下のとおりです。

  • 登記申請書
  • 登記原因証明情報
  • 贈与者の登記識別情報または登記済権利証
  • 贈与者の印鑑証明書
  • 受贈者の住民票
  • 司法書士へ登記を依頼する場合は本人確認書類や委任状
  • 評価証明書
  • 登録免許税納付用の収入印紙

受贈者と贈与者それぞれの必要書類を整理しましょう。

 

不動産の贈与登記の手続きの流れ

 

贈与登記の手続きの流れは、以下のようになります。

①対象となる不動産情報の確認
②必要な書類の準備
③法務局へ登記申請

それぞれ確認していきましょう。

 

①対象となる不動産情報の確認

まず、贈与する不動産の内容を把握します。
登記情報を取得して所有者や地番、抵当権などの権利関係をチェックしましょう。
固定資産税通知書などで評価額が分かる資料も確認します。
不動産の状況次第で必要書類が変わるため、最初に行う重要な工程です。

 

②必要な書類の準備

贈与者、受贈者それぞれが書類を揃えます。
住所変更がある場合や海外に居住している場合など、状況により追加書類が発生します。
贈与契約書を作成する際は、贈与内容を明文化し、双方が署名・押印します。
不動産の贈与は「口約束でも成立する」とされますが、登記手続きには贈与契約書がほぼ必須です。
後のトラブルを防ぐためにも、必要に応じて司法書士などの専門家に確認してもらうとよいでしょう。

 

③法務局へ登記申請

書類が揃ったら登記申請を行います。
申請方法は以下の3つです。

  • 法務局で直接申請
  • 郵送で提出
  • オンライン申請

法務局で審査が通れば、受贈者へ名義が移ります。
登記識別情報通知が届いたら、登記簿を取り寄せて、正常に登記が行われているかどうかを確認しましょう。

 

まとめ

 

不動産の贈与登記をする際は、受贈者・贈与者それぞれが必要書類を用意する必要があります。
法務局へ登記申請をする前に贈与契約書を作成し、贈与の事実と内容を明確に残してください。
契約書の内容などに不安がある場合は、司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。

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