任意後見の場合、後見人を自由に選任し、後見内容を自由に決定することができます。任意後見のメリットとデメリットは以下の点があります。

まず、メリットとしては、先述した通り、後見人を自由に選任することが大きいです。親族など、日ごろから信頼できる人に財産管理を任せたいと思う人は少なくありません。また、司法書士などの法律関係者も社会的信用があるため、依頼しやすいです。家庭裁判所が選任する場合も、もちろん信用できる人が選任されますが、何より自分で選ぶことができる点は大きなメリットといえます。また、後見の内容も自由に決定できる点もメリットです。後見内容は、生活、財産管理、医療介護等のサービスに関する事務に限られますが、どの点について世話を頼むのか、本人の希望通りに設定できます。

一方で、デメリットもあります。被後見人が亡くなった後の事務を任せることはできません。そのため、葬儀や家の片づけ、相続財産の管理などを依頼することはできません。また、被後見人がした法律行為を取消す権限もありません。

このように、デメリットもありますが、任意後見制度は依然としてメリットの大きい制度です。任意後見についてお困りの際には、司法書士に相談することをおすすめします。

任意後見についてお悩みの際には、名波司法書士事務所にご相談ください。当事務所は、静岡県浜松市、湖西市、磐田市を中心に業務を行っており、任意後見のほかにも、遺言、成年後見、生前贈与、相続放棄「、相続などについて、ご相談を承っております。あなたに身近な法律家として、お悩みに親身な対応で末永くサポートいたします。ご連絡お待ちしております。