コラム

浜松市で公正証書遺言を作るには:管轄の公証役場と司法書士のサポート範囲

公正証書遺言を作ろうと決めたとき、次の疑問は「どこで、どうやって?」です。

この記事では、浜松市およびその近郊にお住まいの方向けに、公証役場での作成手順と、司法書士がどこまでお手伝いできるかを、地元実務の目線でご案内します。

 

浜松の公証役場

公正証書遺言は公証役場で作成します。

浜松市内には、浜松合同公証役場があります。

所在地は浜松市中央区元城町219-21 第一ビル2階、電話番号は053-452-0718です。

相談や作成を希望する場合は、事前に電話などで予約し、必要書類を確認してください。

所在地・連絡先は変更される可能性があるため、来訪前に日本公証人連合会の公証役場一覧で最新情報をご確認ください。

なお、公証役場は全国どこを使っても構いません(管轄の縛りはありません)。

磐田市・袋井市・掛川市・湖西市にお住まいの方が浜松の役場を利用することも、その逆も可能です。

ただし、後述の出張作成を頼む場合だけは、出張先を管轄する公証役場に依頼する必要があります。

 

作成までの流れ(浜松での実際)

  1. 財産と配分の設計:財産の棚卸し、誰に何を遺すかの決定。この段階の質が遺言の質を決めます
  2. 必要書類の収集:本人確認資料(印鑑証明書等)、遺言者と相続人の続柄が分かる戸籍、不動産の登記事項証明書・固定資産評価証明書、預貯金の資料など
  3. 公証役場との事前打ち合わせ:文案と資料を送り、公証人と内容を詰めます(通常、本人または依頼を受けた専門家が窓口に)
  4. 作成日の予約・証人2名の手配:相続人となる予定の方やその配偶者は証人になれません
  5. 作成当日:本人と証人2名が公証役場へ。公証人が内容を読み聞かせ、署名押印して完成(30分〜1時間程度)。正本・謄本を受け取ります

費用(公証人手数料)の目安は費用の記事をご覧ください。

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公正証書遺言の費用はいくら?財産額別の手数料の目安と司法書士の関わり方

 

出張作成とウェブ会議:役場に行けない場合

病気や身体の不自由で公証役場に行けない場合、公証人に自宅・病院・施設へ出張してもらえます(手数料1.5倍+日当・交通費)。

浜松市内の病院・施設への出張作成は、当事務所でも多くのサポート実績があります。

また、2025年10月から公正証書作成手続のデジタル化が始まり、ウェブ会議を利用した作成の道も開かれました。

対応状況は公証役場・事案により異なるため、最新の利用可否はデジタル化の解説記事と、お問い合わせでご確認ください。

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【2025年10月開始】公正証書遺言のデジタル化とは?ウェブ会議で作れる新制度を司法書士が解説

 

司法書士のサポート範囲:公証人との「分業」

「公証役場に直接頼めば専門家は不要では?」

――半分正解です。

公証人は持ち込まれた内容を適法な証書に仕上げる専門家ですが、その前段の設計――財産の漏れのない棚卸し、遺留分の試算、不動産の登記実務から逆算した文言選び、執行者の人選――は本人任せです。

当事務所がお手伝いするのはまさにこの前段と、周辺の実務です。

また、公証役場での相談は、公正証書を適法かつ確実に作成するための確認が中心です。

認知症による財産凍結への備えと、将来の相続対策を一体で考える「W対策」について、家族信託・任意後見・財産管理・遺言などを組み合わせた提案が、必要に応じて行われるわけではありません。

公正証書遺言だけで将来の課題をすべて解決できるとは限らないため、遺言作成の前に、認知症対策と相続対策を横断して検討することが大切です。

  • 財産調査(名寄帳・登記情報・残高の整理)と配分設計のご提案
  • 文案の作成と公証役場との事前調整(打ち合わせの代行)
  • 必要書類(戸籍・登記事項証明書等)の収集代行
  • 証人2名のご用意(当事務所側で手配、守秘の心配がありません)
  • 作成後:遺言執行者への就任、将来の相続登記・銀行手続きまで一気通貫

浜松・磐田・袋井・掛川・湖西エリアの地理と金融機関の実務に通じた地元事務所として、設計から死後の実行までを同じ窓口で完結できることが、私たちの提供価値です。

まずは概算から:公正証書遺言の費用シミュレーション/必要書類チェックリストはこちら
https://souzokusapuri.jp/tools/yuigon-kosei-shomei-tool.html

認知症対策と相続対策は、別々に考えない。家族を困らせないための「W対策」とは

浜松で公正証書遺言をお考えの方へ:設計・文案・役場調整・証人手配までフルサポート。

出張が必要な方のご相談も承ります。

まとめ

浜松市やその近郊(磐田・袋井・掛川・湖西など)で公正証書遺言を作成する場合の手続きは、「①財産・配分の設計→②書類収集→③公証役場との調整→④日程予約→⑤作成当日」という流れで進みます。

役場に行けない場合: 公証人の出張(自宅・病院・施設)や、ウェブ会議を利用した最新の作成方式も選択可能

司法書士と公証人の分業: 財産調査や遺留分試算、文案作成、証人手配、認知症リスクを踏まえた「W対策(家族信託・任意後見など)」の検討は司法書士が担い、確実な証書化を公証人が担う

一気通貫の安心感: 作成時の文案設計から、死後の遺言執行・相続登記まで同じ窓口で完結できるのが地元専門家の強み

「設計と段取りは司法書士、証書化は公証人」という役割分担を活用することで、無駄のない最短距離で確実な遺言書を作成できます。

地元の事情に精通した専門家と一緒に、後悔のない遺言づくりを進めましょう。

「浜松で確実な公正証書遺言を作りたい・病院や施設への出張を頼みたい」方へ

「公証役場との打ち合わせや書類集めを自分だけで進めるのは大変そう」

「体調や足腰が優れず公証役場まで行けないため、病院や施設に出張してほしい」

公正証書遺言は最も安全で確実な方式ですが、事前に「抜け漏れのない財産調査」「遺留分に配慮した文案作成」「公証人との打ち合わせ」「証人2名の手配」といった入念な段取りが必要となります。

公証役場へ任せきりにするのではなく、専門家が前段の設計をしっかりと整えることで、ご家族の状況にピッタリ合った完璧な遺言書が仕上がります。

当事務所(静岡県浜松市)では、2,000件超の相続・遺言実務に携わってきた司法書士が、浜松市・磐田市・袋井市・掛川市・湖西市などの地元エリアにおいて、資料収集から文案作成、公証役場調整、証人手配、出張サポートまで一気通貫で手厚く代行いたします。

「まずは概算費用や必要書類を知りたい」「自分に合った遺言プランを相談したい」という方は、ぜひ無料相談でお気軽にお問い合わせください。

WEBからの無料ご相談・お問い合わせはこちら


作成日:2026年8月11日

執筆・監修:司法書士 名波直紀
名波司法書士事務所 代表
静岡県司法書士会所属・登録番号517
簡裁訴訟代理等関係業務認定番号108040

※本記事は、2026年8月11日現在の法令・公的機関の公表情報に基づいて作成しています。法令や制度は改正されることがありますので、実際の手続にあたっては最新情報をご確認ください。

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